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2024.05.17 コラム
運動は死亡率を下げることが可能!?
がんと診断された18歳から81歳の男女2863名を対象に、トレーニングによる死亡率への影響を調査したところ、トレーニングを1週間に1回以上行っている場合と、筋トレをしていない場合とを比べて、がんの死亡率が33%減少という結果になりました。
トレーニングが死亡率を減少させるメカニズムには、次のことが挙げられます。・トレーニングによる血圧低下
・糖尿病のリスク低下
・全身性炎症の減少
・抑うつ症状の軽減
・認知機能の改善
・筋肉量の維持・増加
・グルコース代謝の改善(※グルコースとは、ブドウ糖と同義であり、血中から全身の細胞に取り込まれ、生体のエネルギー源となる)
日本人は欧米人に比べて、不安障害やうつ病が多いことが知られています。
精神医学や脳科学では、この原因をセロトニンの発現量の違いであることを明らかにしています。
日本人の97%は脳内のセロトニン発現量が少なく、ネガティブなことに対して強い不安をもちやすいのです。
「不安」とは、人間の生存本能として持つ不可欠な感情ですが、過度な状態が続くと最終的には不安障害やうつ病という、心の病気へと広がります。
そこで、精神医学やスポーツ科学では、投薬や認知行動療法の補助的手段として、有酸素運動を推奨しています。
これは、幸福感を高めるセロトニンやエンドルフィンといった神経伝達物質、神経成長因子の関与が不安を抑えることに役に立っています。
そして近年では、「筋トレ」も不安を解消する運動として注目を集め始めています。